マラソン ランニング

味覚について

僕は多分味音痴だ。微妙な味は分からない。素材の味も分からない。

それを不幸だと思うかもしれないが、そうでもない。かなりの物は美味しく食べられるのだ。

 

味音痴に気付いたのはある店で出されたものを食べた後に、同席の友達に「それ何だった?」と聞かれて答えられなかった時だったと思う。出されると直ぐに食べてしまうこともあり、味を楽しむ意識はなかった。もちろん、質問には答えられない。少し恥ずかしいと思い、友達の未だ手をつけていない料理を見て形から判断しようとした。が、無理だった。素材のヒントになるような形はなかったのだ。食べたものが肉なのか魚なのか野菜なのかさえ分からなかった。

 

以来少し意識をしてみると、素材が分からず食べていることが結構あった。大抵のものは素材の形が残っている。ステーキは明らかに肉で、焼き魚は明らかに魚だ。野菜スティックもキュウリや人参だと分かる。あるいは、トンカツは外から見えなくても中は豚肉で、焼き鳥は身をつぶっても鶏肉だ。基本は目視なのだ。細かく切ったり、すりつぶしたもの、色々混ぜたソース系は完全にお手上げだ。

 

僕の味の評価は素材が何であれ、大体は食感だ。

肉ならはジュワー、野菜ならみずみずしさ、ご飯はふっくら、マグロの中トロならとろ〜り、餃子は外のパリパリと中のジュワ〜。これらがあれば大体美味しい。多少味が濃くても薄くても大丈夫だ。

 

テレビでよく食リポやっているが、旨さの表現の大半が食感なことに気づいた。肉は大体、「やわらかーい」や「ジューシー」、取れたての魚は「身が締まってる」、天ぷらは「さくっとした旨さ」、ごはんは「ふっくらとした味わい」なんてコメントだ。

 

ちなみに僕の味の表現は、甘い、辛い、塩っぱい、苦い、酸っぱい程度。これに「少し」や「すごく」などの形容詞が付けば大抵のものは処理できる。